「ちゃんとして!」をやめよう。
今日あったこと。
英語を勉強している子がいて、単語の意味がわからず手が止まっていました。
そこで、単語の意味を教えたら、すぐに次の問題に行って、早く問題を終わらせようと必死。
しかし、本来「学ぶこと」とは、「プリントを終わらせること」ではなく、「知らないことを知ること。そして知ったことを使いこなすこと。」だと思います。
すると、講師が教えた単語の意味を「ふーん」と流して、先に行くのは、「学び」とは違いますね。
家での勉強でも、こんなズレ、ありませんか?
そんな時、「ちゃんとメモした方がいいよ。」
こう言いたくなりませんか?
しかし、そんな声かけでは、実は子どもは、どうしていいかわからないようです。
「ちゃんと」という曖昧な言葉では、子どもの頭の中に具体的な行動のイメージがつかず、何をしていいかわからなくなってしまうのです。
寺子屋ではこんな時、「ちゃんとして!」の代わりに「意味がわからなかった単語の上に、わかった意味を日本語でメモしておいた方がいいよ!」と指で指しながら伝えます。
ここまで具体的に言って、初めて子どもの行動が変わるのですねー。
子どもの指導をする時「なんかうまく伝わらないな」と感じたら、「曖昧な言葉遣いになってないかな?」と自省してみると、案外うまくいくかもしれません。
(瀬戸)
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